里親認定 乳児院研修。里親認定を受けてぱんだとプリンの夫婦は里親認定のための 講習と家庭訪問を受けた。 訪問してくれた福祉士さんと話をして 夫婦が住んでいる都市では里親認定受けても 委託される子供は2~3年は待たなくてはいけないということ。 全く委託を受けれない里親さんもいるということ。 「児童相談所では期待ができないんだなぁ」とぱんだが つぶやいていた。 プリンも実はもしも先日受けた民間のあっせんが受けれなかったら 児童相談所から受けることができるなら・・ なんて簡単に考えていたのだ。 でも難しいよなぁ。 それよりもこんな夫婦の元にコウノトリさん代理がやってきてくれるのか 無理かもなぁ。 そんな会話をしながら年が明けた。 前の年の認定のときに受けなくてはいけなかった乳児院研修を プリンが受けることになったのだ。 ぱんだは風邪で体調を崩していて 日程的にもプリンのみの参加になってしまった。 乳児院には本当に沢山のこどもがいて その子たちの目が本当に痛かった。 何かを期待しているんだろうなぁ。 でもこの乳児院から委託に出される子供はほんのわずか。 実親さんが反対しているだけならともかく 乳児院の定員以上に増えた子供がいる場合しか 委託に出さないようなことも言われてしまった。 プリンが担当したのは 0~1歳の子供 みんなあどけない顔で眠ったりにこにこしたり。 抱っこしながらやっぱり泣いてしまった。 生活のためかもしれないし 子供の面倒をみることができないのかもしれない。 でもプリンにこの子をください・・・って言いたい気持ちを ぐっと抑えた。 優しい重みと温かさを感じて 乳児院研修は一日で終わった。 子供は小さくて温かい。 そして柔らかい。 手に入れることができたなら・・とその夜泣きながら寝たのを 覚えてるのでありました。 無事に研修も終えて 春になった時に事件が起こってしまった。 体調を崩した義父。 前回と同じように家の中で転んで骨粗しょう症のために 骨折をした義母。 プリンはバイトをしていたのだけど義母の病院に 通うためにバイトを辞めた。 そして一日2回の病院通いがまた始まった。 義母は病院ではかなりのわがままになり 幻聴も聞こえるようになってしまった。 家に帰りたいと泣き ナースコールでひっきりなしに看護婦さんを呼ぶようになった。 リハビリも始まったのに拒否。 毎日泣いてプリンを困らせていた。 そんなときに一本の電話が鳴った。 ジャンル別一覧
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